2017年11月02日

歯茎の腫れが進行し、歯周ポケットが深くなります

歯周病とは、プラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌が出す毒素が、歯を支えている顎の骨や歯ぐきなどの歯周組織を徐々に溶かしていく病気です。歯ぐきの腫れや出血から始まり、悪化すれば歯は支えを失ってグラグラになり、最後には抜け落ちてしまいます。日本人が歯を失う原因の第1位は、虫歯ではなく歯周病です。歯を守るためには、歯周病ときちんと向き合うことが大切なのです。
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歯周病には、歯茎が炎症を起こす「歯肉炎」と、炎症が進行し深部にまでおよぶ「歯周炎」とに分けられます。それらを総称して歯周病と言います。
歯肉炎
歯茎が赤く腫れた状態です。痛みなどの自覚症状はほとんどありませんが、ブラッシング時に血が出たりすることがあります。

軽度歯周炎
歯茎の腫れが進行し、歯周ポケットが深くなります。深くなった歯周ポケットから血や膿が出ることにより、口臭を感じるようになることがあります。

中度歯周炎
歯茎の腫れがさらに進行し、歯周ポケットも深くなります。この段階に至ると歯のまわりの骨が溶け始め、痛み、歯が浮いたような感覚、歯がぐらつくなどの自覚症状が現れるようになります。
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重度歯周炎
歯茎の腫れがさらに進行し、歯槽骨(歯を支える骨)がほとんど溶けてしまいます。歯根が露出し、痛みや歯のぐらつきが重症化します。

歯周病は一度かかると、完治させることはできません。だからといって、「予防」を諦める必要はありません。歯が健康な方の予防も、重度の歯周病にかかっている方の予防も、どちらも同じ「予防」です。予防はいつからでも始められます。今の進行度合いで歯がどんどん悪くなっていくのと、現状で食い止めて、そこからしっかりと予防に取り組むのとでは、将来の結果が大きく異なります。「歯周病にかかっているから」「歯が虫歯だらけだから」「もう年だから」と諦めず、「現時点からの予防」を始めるようにしてください。予防は、歯の状態、年齢、性別に関わらず、誰でも、いつからでも始めることができます。


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2017年11月01日

歯面に付着した歯石を専用の器具(超音波スケーラー、手用スケーラー等)で除去します

歯周病は歯槽膿漏とも、呼ばれている歯肉の病気で,成人のほとんどは歯周病にかかっているといっても過言ではありません。歯を失う原因はムシ歯よりも多いと言われ,知らないうちに歯ぐきの骨がなくなる病気です。磨き残しなどによる歯垢(プラーク)の中には歯周病菌が増殖、歯を支える土台である歯周組織や骨を破壊し、歯を失ってしまうのです。おもな原因は歯垢(プラーク)ですが、糖尿病などの全身の病気やタバコを吸うなどの生活習慣 が、歯周病をひきおこしたり悪化させる原因にもなっています。
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歯周病の特徴
朝起きたとき、口の中がネバネバする。
ブラッシング時に出血する。
口臭が気になる。
歯肉がむずがゆい、痛い。
歯肉が赤く腫れている。 (健康的な歯肉はピンク色でひきしまっている)
かたい物が噛みにくい。 
歯が長くなったような気がする。
前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に 隙間がでてきた。
このような症状がひとつでもある人はある程度の差はあれ、歯周病の可能性があります。心当たりがある方は、検査を受けることをおすすめします。
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具体的な治療
治療方法
ブラッシング
毎日のブラッシングで歯垢をとり除くことが歯肉炎や歯周炎の治療の第一歩になります。正しいブラッシングでないと症状が改善するどころかかえって知覚過敏がでることがあります。正しいブラッシング方法を身につけることが大切です。

歯石除去(スケーリング)
歯面に付着した歯石を専用の器具(超音波スケーラー、手用スケーラー等)で除去します。歯石は歯ブラシでは取り除けません。歯科医院で取り除いてもらうしかありません。定期的に除去してもらうことが健康な歯ぐきを保つことにつながります。

スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
歯周病が進行していくと、歯石も奥深く入りこんでいきます。奥まで入り込んだ歯石に関しては同じような器具を用いますが、深い部分の歯石を取り除きさらに表面をつるつるにして歯石がつきにくくする処置をします。



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2017年11月01日

歯周病は、むし歯と同じく、かなり進行するまで自覚症状がないです

気が付いた時にはひどく進行してしまっていることが多く、また失われてしまった骨は、元に戻ることはありません。歯周病が進行する原因としては、むし歯や悪い噛み合わせ、また歯ぎしりや食いしばりといったことが挙げられます。そのため、治療にあたっては総合的な対応が必要となります。

自覚症状がなく進行します
歯周病の怖い特徴が、初期の段階では「自覚症状がない」という点です。「歯がグラグラしてきたな」「歯磨きをしていると出血をする」というような自覚症状が出た時点で、歯周病は進行してしまっているのです。自覚症状がないために気が付いていないだけで、実は日本人の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。歯周病の進行が進む前に対処するためには、定期的に検診を行うことが大切です。
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口臭の原因になります
口臭は誰にでも存在しますが、治療を必要とするレベルの口臭は、9割方が歯周病が原因となっています。歯周病になると、歯槽骨が溶けて歯ぐきが下がることによって、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」ができてしまいます。この歯周ポケットができると、汚れも溜りやすく、口臭の原因となる物質ができやすくなってしまうのです。ですので、口臭治療というと、歯周病治療を行うことが多いのです。

歯を失う原因No.1
歯を失う原因は、「むし歯」が中心と思われている方が多いのですが、実は歯周病の方が歯を失う原因となることが多いのです。歯を失うと、入れ歯やブリッジなどの治療を行うこととなりますが、自分の歯と比べると、食事が美味しくなくなります。また、少しでも快適な食生活を取り戻そうとインプラント治療を行おうとすると、数十万円もの費用がかかります。大切な歯を失って、時間も生活の豊かさも、お金も失うことになってしまうのです。
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『骨』が溶ける病気です
歯は何で支えられているかご存知ですか?多くの方は「歯ぐき」と思っていますが、実は歯槽骨(歯槽骨)という骨で支えられています。歯周病とは、歯周病菌によりこの歯が溶かされてしまう病気です。骨が溶けることによって、徐々に歯ぐきが下がってきます。そして、最終的には歯が抜けてしまうのです。しかも、溶けた歯槽骨は元には戻りません。ですので、悪くなる前に早めに対処することが大切です。



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2017年10月31日

身体の免疫力の低下が歯周病を進行させる

歯周病は日本の成人の80%以上が患っている感染病です。この割合は予防歯科が浸透している他国よりも多く、国民病といっても過言ではありません。特に歯周病が恐れられているのは、歯を失う原因のワースト1ということ。初期症状を感じにくい分、気づいてから受診した際には歯肉や神経までも細菌に侵されているケースもあります。場合によっては顎の骨まで溶かされ、インプラントなどの歯を補う治療が不可能になってしまうので、気づいた時に早めに受診をするように心がけましょう。
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歯周病の原因の多くは、口内のプラーク(歯垢)の中に潜む細菌が原因です。この細菌が歯茎の内部や神経などに入りこみ、炎症をおこす事によって歯茎が痩せる、血や膿が出るなどの症状を発生させます。また、生活習慣でも歯周病を引き起こす可能性が高いと考えられていて、特に喫煙者、ストレス過多の方、糖尿病の方などが歯周病になりやすいというデータがあります。

身体の免疫力の低下が歯周病を進行させる
高齢になるにつれて歯周病患者の割合は増えていきます。また、風邪をひいたり身体が疲れていたり、免疫力が低下した状態では、歯周病は進行しやすくなります。

なぜでしょうか?
それは身体の免疫力が低下することによって歯周病が進行しやすくなるからです。そのため、高齢者や免疫力の低下が疑われる場合には、より一層歯周病予防に対して慎重になる必要があります。
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歯周病のケア方法
セルフケアとプロフェショナルケアを併用することが大切です!歯周病は一度かかるとやっかいな病気ではありますが、未然に防ぐことも可能な病気でもあります。そこで一番大切なのは歯磨きを怠らずにしっかりと口内ケアを行なうこと(セルフケア)、定期的に歯科医院での診療を受けること(プロフェッショナルケア)です。定期的に検診を受けていれば、歯周病にかかったとしても早期発見・治療が行えます。歯周病にかからない、進行させないのが健康な口内をつくる秘訣です。

ご自宅でのケア(セルフケア)
食後の歯磨きを徹底していただきます。歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、できるだけ歯垢を取り除くのが望ましいです。また、禁煙をする、ストレスの緩和などの外的要因についても気を配っていただければ幸いです。


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2017年10月31日

現代人が歯を失う要因を大別すると、歯周病が5割、虫歯が4割、その他が1割となっています

歯周病は年齢とともに静かに進行し、放っておくと自然に歯が抜ける疾患です。昔は、歯周病の適切な治療法はなく、年を取ると歯が抜けるのは当然と思われていました。しかし、最近では歯周病の原因と対策が明らかになり、治療法も著しく進歩しています。従って、歯周病が進行しきってしまう前に適切な処置、メンテナンス行うことで一生自分の歯を守ることも出来るのです。
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歯周病は、歯に付着した歯垢(プラーク)の中の歯周病原菌によって引き起こされる感染症です。プラークはほぼ80%が細菌の固まりで200~300種類程の細菌が存在しています。そのうち10数種類が「歯周病原菌」という事が明らかになっています。「歯周病原菌」は空気を嫌う性質があり繁殖する為には、ジメジメとして奥まった環境が適しています。その繁殖を促してしまう場所として「歯周ポケット」があるのです。

スケーリング
「スケーラー」と呼ばれる特殊な器具を使って、歯磨きだけでは取り除けなかったプラークや、歯石も落としていきます。歯茎の下の見えない歯石も、このやり方で除去していきます。また、歯石除去の際に出血を伴う場合がありますが、これは歯石の付着した部分の歯茎が炎症を起こしているためです。歯石を除去していけば、歯茎の出血もなくなっていきます。スケーリングは歯周病の基本的な治療方法であり、予防にも効果を発揮します。

ルートプレーニング
ルートプレーニングとは、スケーリングで除去しきれない歯の根っこの部分の歯石を除去する治療法です。プレーニングとは“平らにする”ということを意味していて、歯の根っこの部分を平らにさせることを目的としています。
パルスオキシメーター
根っこが凹凸だと、細菌感染の原因になるからです。しかし、歯周病が重度になってくると、歯周ポケットも深くなり、特殊な器具が歯石除去の際に届かなくなり、歯石除去が行えません。また、「スケーリング」や「ルートプレーニング」で症状が改善されない場合は、外科治療を施します。

メインテナンス
歯周病の治療終了後、歯周炎の再発を予防するためには、定期的な検診とクリーニングが必須です。PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)各種専用器具を使用した、歯科衛生士による高度なお口のクリーニングで健康な口内環境を保ちましょう。


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2017年10月30日

歯ぐきの炎症が進み、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)が深くなり始めます

歯周病とは、歯周病菌がこの歯と歯茎の隙間に入り込み、やがては歯槽骨(歯を支えている骨)に達し、この骨を溶かしてしまう病気です。骨を溶かしてしまうなんて、歯を溶かしてしまうむし歯菌と同じくらいこわいですね。

もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます。しかも、今や成人の8割が歯周病であると言われています。

そして、むし歯は歳をとるにつれてかかりにくくなるのですが、歯周病は、逆に、歳をとるにつれて進行します。このように、ほとんどの人がかかっている上に、骨が溶け、健康な歯でも抜けてしまう怖い病気なのですが、本当に怖いのはこれだけではありません。
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歯肉炎
歯石やプラークが原因で歯ぐきに炎症を起こし歯ぐきが赤く腫れて出血しやすくなります。この時期であれば歯石をとって毎日規則正しい歯磨きをすれば完全によくなります。

初期歯周炎
歯ぐきの炎症が進み、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)が深くなり始めます。ここに食べかすや細菌が入って炎症がさらに悪化し歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け始めます。

中程度歯周炎
歯周ポケットから膿がでます。レントゲンでみると歯槽骨が溶けて歯根が露出してきます。歯石が根の先の方にまで付着して歯ぐきの数箇所に腫れがでます。口臭もひどくなります。
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重度歯周炎
歯ぐき全体に炎症が広がり絶えず膿が出て、口臭に悩まされます。歯槽骨はますます溶けてなくなり歯はグラグラ動揺します。ここまで進行すると保存治療は困難になり抜歯をしなければなりません。

歯周病が進行してしまい骨が溶けてしまうと、元に戻ることはありません。進行を食い止めるため、そして歯周病予防のためには、歯磨きでプラーク(歯垢)をしっかり取り除き、さらに細菌の住みかである「歯石」をしっかり取り除くことが重要です。



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2017年10月30日

歯周病は歯のまわりの組織(歯周組織)の病気で、細菌によって引きおこされる感染症です

歯周組織のハグキ(歯肉:しにく)が赤く腫れたり出血したりする歯肉炎と、炎症が進み歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)までもが吸収され、歯周組織が破壊される歯周炎を総称して歯周病と言います。

歯周病が進行すると、歯肉や歯槽骨などの歯周組織が破壊され、歯が揺れて噛めなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます。このようなことから歯周病は、『歯周組織』を破壊していく病気と言えます。
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歯肉炎
歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)は2~3mmほどです。歯肉が赤みを帯びて腫れたような状態で、歯磨きのときに出血することがあります。腫れや出血があっても、程度が酷くないので放置しがちになりますが、そのままにしていると次の段階である歯周炎へと進行してしまうので、毎日正しく歯磨きするのはもちろん、歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。この段階であれば、しっかりと歯垢を落とすことで改善します。

軽度歯周炎
歯周ポケットが少し深くなり、3~4mmほどになります。歯肉が赤く腫れたような状態で、食事や歯磨きのときの出血や、冷たい水がしみるなどの症状が見られます。また、指で歯を押すと前後に動きます。歯垢や歯石を取り除くスケーリングという処置を行ないます。
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中度歯周炎
歯周ポケットがさらに深くなり、4~6mmほどになります。歯肉が赤く腫れてブヨブヨになり、出血が増えます。歯周ポケットからは膿が出て、口臭が気になりはじめます。また、歯肉が痩せるので歯が長く見え、グラグラと前後左右に動きます。歯が浮いたような感じになり、固いものを噛むときに違和感や痛みを覚えることもあります。スケーリングと、汚染されたセメント質(歯根の表面を覆う組織)を取り除いて歯根の表面を滑らかにするルートプレーニングという処置を行ないます。

重度歯周炎
歯周ポケットが非常に深くなり、6mm以上になります。歯肉が真っ赤に腫れあがり、歯周ポケットの奥からも出血します。歯肉や歯周ポケットからも膿が出て、口臭が強くなります。また、歯肉が痩せるのでさらに歯が長く見え、隙間が目立ち、グラグラして食事に不自由するようになります。歯肉を切開して歯根を露出させ、表面にこびりついた歯石や汚染されたセメント質などを取り除く、歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)という外科手術を行ないます。


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2017年10月27日

歯周病は自覚症状のない病気として知られています。

歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位といわれているほど多くの方を悩ませている病気であり、また再発リスクが非常に高い病気です。症状には、歯ぐきの腫れや出血がありますが、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、知らないうちに症状が進行してしまいます。そして気がついたときには重度の歯周病になっていたというケースも珍しくありません。

歯周病セルフチェック
歯周病は自覚症状のない病気として知られています。
そのため、初期段階では全く分からないまま、気付いた時には重症化していることが多いのです。早期発見すれば、歯磨きの徹底や歯石除去によって完治できることから、日頃のセルフチェックが必要 とされます。以下の8つの項目に当てはまる症状があれば歯周病が疑われるため、早めの歯科の受診をおすすめ します。
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朝起きると、口の中がネバネバしている
朝起きると、
口の中がネバネバしている
歯ぐきが赤く腫れている、
または時々腫れることがある
歯を磨く際に血が出る
口臭が気になる
歯ぐきを押すと膿が出る
歯ぐきに違和感がある、しっかり噛めない
歯ぐきが痩せて、
歯が長くなったように見える
歯がぐらぐらする

お口のトラブルを避けるためには予防が大切です。予防方法は歯科医院で受ける「プロケア」と、ご自宅で毎日取り組む「セルフケア」があります。セルフケアはおもに歯みがきですが、みがき残しがどうしても出てしまうため、歯みがきだけでは十分なケアとはいえません。プロケアでは、口腔管理の専門家である歯科衛生士による、チェックやクリーニングを受けることができるので、自分ではみがききれなかった汚れまで落とすことができます。定期的にプロケアを受け、効果的な予防を実践していきましょう。
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PMTC
PMTCは、歯科医院で受けられる歯のクリーニングです。専用の器具を用いて歯に付着した汚れを徹底的に取り除き、つるつるにみがきあげたら、歯垢の再付着を防ぐためにフッ素塗布をします。定期的に受けることで、虫歯や歯周病の予防につながります。


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2017年10月27日

昔は歯槽膿漏と言われていましたが、最近では歯周病もしくは歯周疾患などと呼ばれています

歯周病は、口の中に存在する歯周病原菌が歯と歯肉の間に入り込み、歯を支えている組織に炎症を引き起こし、病気が進行すると歯が抜けてしまう病気です。

歯をなくす原因のno.1であります
日本人の約50%の人たちが歯周病で歯を失っています
初期症状のうちは、自覚症状がほとんどありません
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静かに進行していく為、気付かないうちに悪化しやすく、内臓疾患へ発展することもあります歯周病の進行度合は、ポケット(歯と歯肉の溝)の深さを測定する事により判断する事ができます。ポケットが深ければ深いほど歯周病は進行しています。その進行したポケットの中に歯周病菌がひそんでおり、歯肉を腫らすとともに、徐々に歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かします。

歯周病菌はお口の中だけに留まらず、全身にも関係していることがわかっています。歯周病菌が血液を介して全身をめぐることで、心臓病や脳梗塞、糖尿病などの全身疾患を引き起こすケースがあるのです。また、糖尿病の患者様は免疫機能の低下により、歯周病が進行しやすくなっているので、とくにお口のケアに注意が必要です。

「歯肉炎」と「歯周炎」は、「歯周病」を段階分けしたときの名称です。「歯肉炎」とは歯周病のなかでも軽度の症状で、歯ぐきだけが炎症を起こしている状態です。この段階ならば、きちんとしたブラッシングと歯科医院でのクリーニングにより治癒が期待できます。一方、「歯周炎」は、炎症が歯ぐきを含め顎の骨にまで達している状態で、歯肉炎よりも症状が進んでいるため、より専門的な治療が必要になります。
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プラークコントロール
歯周病の予防・治療ともに重要なのは、プラークコントロールです。歯周病の原因となる歯垢(プラーク)の増殖を抑えるのが目的で、正しいブラッシングや、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使います。

スケーリング
毎日のブラッシングで取り残してしまうプラークや、ブラッシングでは取り除くことができない歯石を除去し、再び付着しづらくするように処置する治療法です。歯周病になると歯周ポケットが深くなり、そこにたまったプラークが病気を進行させていきます。スケーリングをすることによって歯ぐきの炎症が治まり、歯周ポケットも浅くなるので、症状の改善が期待できます。


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2017年10月26日

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
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歯周病の原因
歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。
歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。プラークは歯肉炎だけでなく心臓病や動脈硬化との関わりも推測されています。歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。

また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物が噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病は歯周病菌が原因となって起こりますが、歯周病菌は歯垢(プラーク)内に多く潜んでいます。そのため、歯周病を予防するには歯周病菌の巣となっている歯垢を取り除く必要があります。
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ご自宅での予防
歯周病の原因となる歯垢の除去には、日々のブラッシングを丁寧に行うことが効果的です。しかし、毎日歯を磨いていても、力を入れてゴシゴシ磨いていては歯茎を痛めてしまう上に、磨き残しを作ってしまうことになります。磨き残しなどで落としきれなかった歯垢は、時間の経過とともに固まって歯石へと変わってしまい、歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。そのため、ご自宅でのケアとしては、正しいブラッシング方法で丁寧に時間をかけて磨くことが大切です。

歯科医院でのケア
ご自身でどんなに頑張って歯を磨いても、磨き残しは少なからずあるものです。この磨き残した歯垢は、時間の経過とともに固まって歯石へと変わります。一度歯石に変わってしまうと、歯ブラシなどでは簡単に落とせなくなってしまい、そのまま放置すると歯周病の大きな原因となります。なので、歯を歯周病から守るためには、定期的に歯科医院で歯石取りや歯のクリーニングなどの治療を受ける必要があります。


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