2017年10月26日

歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です

歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は、「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現われ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
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歯周病の原因
歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。
歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。プラークは歯肉炎だけでなく心臓病や動脈硬化との関わりも推測されています。歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。

また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物が噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病は歯周病菌が原因となって起こりますが、歯周病菌は歯垢(プラーク)内に多く潜んでいます。そのため、歯周病を予防するには歯周病菌の巣となっている歯垢を取り除く必要があります。
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ご自宅での予防
歯周病の原因となる歯垢の除去には、日々のブラッシングを丁寧に行うことが効果的です。しかし、毎日歯を磨いていても、力を入れてゴシゴシ磨いていては歯茎を痛めてしまう上に、磨き残しを作ってしまうことになります。磨き残しなどで落としきれなかった歯垢は、時間の経過とともに固まって歯石へと変わってしまい、歯ブラシでは落とせなくなってしまいます。そのため、ご自宅でのケアとしては、正しいブラッシング方法で丁寧に時間をかけて磨くことが大切です。

歯科医院でのケア
ご自身でどんなに頑張って歯を磨いても、磨き残しは少なからずあるものです。この磨き残した歯垢は、時間の経過とともに固まって歯石へと変わります。一度歯石に変わってしまうと、歯ブラシなどでは簡単に落とせなくなってしまい、そのまま放置すると歯周病の大きな原因となります。なので、歯を歯周病から守るためには、定期的に歯科医院で歯石取りや歯のクリーニングなどの治療を受ける必要があります。



Posted by risa at 14:59│Comments(0)
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